生理食塩水バッグ法で手術を受けたご経験がある方にお話をお聞きしました。
5年ほど前にあるの美容外科で受けたのですが、ちょっと調子が悪くなってしまいました。
胸は思ったよりも大きくなったのですが、異物感が強く感じられ、重いのが気になるというのを超えて、苦痛に変わってしまいました。
一日中、立っている仕事だし、仕事場まで歩いていくことさえつらくなって、結局仕事もやめてしまいました。160〜170gの生理食塩水が入った直径10mほどのパックが、両方のバストの中に埋め込まれているのだから、確かに重いと感じるのは無理もないと思います。

生理食塩水バッグ法の手術にはふたつの方法があります。まずひとつはワキの下に5〜10mの切開口を設けて、そこからシリコン製のバッグープロテーゼを大胸筋と胸郭の間に挿入し、バッグの中にチューブを用いて生理食塩水と注入する方法。
そして、乳房の下かワキの下、または乳輪周縁のいずれかに約5〜6mの切開口を設け、そこからあらかじめ生理食塩水の入ったバッグを大胸筋と胸郭の間に挿入するのがもうひとつの方法です。
私の場合は前者の方法でした。今も切開口の傷あとが残っています。
生理食塩水バッグ法で使用されるシリコン製のバッグープロテーゼは、国内では製造が中止されていますし、正式には輸入も許可されていません。
それに人工化合物であるバッグープロテーゼを体内に挿入すると、体内の免疫システムが異物を排除しようとしますから、健康上の危険が全くないとは言い切れないような気がします。免疫が働いてバッグの回りにカプセルという膜をつくって、締めつけて外に出そうとするそうです。
これがひどくなると、バストがお椀のように固まってしまい、再手術をしてバッグを取り出さなければならないと、本で読んで恐くなりました。幸い、健康上の問題っていうのはなかったんですが、やはり触ると生理食塩水バッグが入っているのがわかる…という違和感が苦痛の始まりだった気がします。
肉体的な苦痛が、精神的な苦痛につながってしまったんです。それで、A美容外科で生理食塩水バッグの摘出と、新たに脂肪注入法でバストアップをすることを決意したというわけです。
摘出手術をしてから1ヵ月くらい後に、脂肪注入法でバストアップしました。
生理食塩水バッグ法の時と比べて、大きさはやや小さくなりましたけど、とてもナチュラルな仕上がりに満足しています。自分の脂肪ですから、触っても全然違和感がないのもうれしいですね。

それと、生理食塩水バッグ法の時は手術後でもマッサージが欠かせなかったんですが、脂肪注入法では、それも必要ないのでラクですね。傷もほとんど目立たないし、始めから脂肪注入法を採用している美容外科を選んでいれば、こんなことにはならなかっだのに、とちょっと悔やんでいます。
今は、また販売の仕事をしています。脂肪注入する前に脂肪を吸引しますよね。
その時、前から気になっていたウエストの脂肪を取ってもらったんです。そしたら身体全体のバランスがすごくよくなったみたいで、「どんなやり方でダイエットしたの?教えて」つてまわりの人に言われるんですよ。
なんか得した気分です。現在日本で行われているバストアップ法には、生理食塩水バッグ法と脂肪注入法がありますが、人工的につくられたものは、結局は身体にとって異物であり、人体に全く害がないとはいいきれません。

しかし、脂肪注入法なら、使用するのは自分自身の脂肪だけであり、もともと自分の体内にあったものを移動させるだけですから、これ以上に安全な素材、安全な方法というのはないといっていいと思います。

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